2026.07.16
カラー・ドレンチングとは?空間をひとつの色で包み込む、Farrow&Ballが提案する新しいインテリアデザイン
壁は色付きでも、天井や巾木、ドアは白。そんなインテリアが日本では長くスタンダードとされてきました。
一方で、近年は世界のインテリアデザインで注目を集め、日本でも取り入れる人が増えているのが「Colour Drenching(カラー・ドレンチング)」です。

カラー・ドレンチング(カラードレンチング)とは、壁だけでなく天井・ドア・巾木・窓枠まで、空間全体をひとつの色で統一するインテリアデザインです。色で空間全体を包み込むことで、部屋を広く感じさせたり、落ち着きや一体感を生み出したりできることから、世界のインテリアシーンで注目されています。
Farrow&Ballでは、132色の奥行きあるカラーと部位ごとに選べる塗装仕上げを組み合わせることで、カラー・ドレンチングの魅力を最大限に引き出すことができます。この記事では、その魅力やおすすめのカラー、取り入れ方をご紹介します。
1. カラー・ドレンチングが人気な3つの理由
①部屋が広く感じられる
壁と天井、巾木やドアの境界線をなくすことで、視線が空間全体へ自然と広がります。その結果、天井が高く見えたり、部屋が実際よりも広く感じられたりします。特にコンパクトなリビングや廊下、日本の住宅に多い梁(はり)や下がり天井など、形状に特徴のある空間では、その効果をより実感しやすいでしょう。


②心が落ち着く空間になる
色の切り替え(コントラスト)が少ない空間は、視覚的な刺激が抑えられます。 まるで空間全体に包み込まれるような安心感が生まれ、心が落ち着く空間になります。

③家具やアートが引き立つ
壁や建具を同じ色でまとめることで、お気に入りの家具や照明、アート作品が自然と主役になります。 特に深みのあるネイビーや、落ち着きのあるグリーンなどのカラーは、ホテルのような上質で落ち着いた雰囲気を演出してくれます。


2. カラー・ドレンチングにおすすめの空間とカラー
①子ども部屋に|柔らかな広がりを生むカラー
柔らかな光を受け止めるような色合いは、子ども部屋にもおすすめです。空間全体を明るさを感じる同色でペイントすることで、壁や天井の境界線が曖昧になり、光が面全体に広がりながら反射するため、空間に最大限の広がりをもたらします。


②リビングに|穏やかで落ち着いたカラー
リビングは、一日の中でも最も長く過ごす場所。昼間は自然光を受けて穏やかに、夜は照明によって包み込まれるような表情へと変化します。家族がゆったりと過ごす空間だからこそ、カラー・ドレンチングの心地よさを最も実感できる場所です。


③寝室に|ドラマチックで上質なカラー
昼は深みのある生き生きとした豊かな色彩を、夜はホテルラウンジのような落ち着いた表情を楽しめます。Farrow&Ballのカラーは、複雑な顔料のレシピによって生まれる奥行きが魅力です。大胆に見える色でもどこか品格を感じさせ、カラー・ドレンチングにすることで、その色が持つ世界観をより豊かに引き出してくれます。大胆な色使いを取り入れるなら、プライベート空間の寝室や、ダイニング、リビングなどにおすすめです。



3. カラー・ドレンチングを成功させるポイント
①色だけでなく「質感(艶)」も意識する
Farrow&Ballのカラーは豊富な顔料による奥行きがあるため、単色で空間をまとめても決して単調にはなりません。朝の柔らかな光、昼の自然光、夕暮れ、夜の照明——光の質が変わるたびに色が繊細に表情を変え、一日を通してその移ろいを楽しむことができます。
カラー・ドレンチングで空間全体を同じ色で仕上げることで、こうした光による色の変化がより際立ち、部屋全体が静かに深みを増していきます。単色でありながら豊かなニュアンスを感じられるのは、Farrow&Ballならではの魅力です。
また、同じ色を使いながらも場所に合わせて塗料を選ぶことで、空間に自然な奥行きが生まれます。場所によって塗料の仕上がり(艶の度合い)を変えることで、単調にならず、美しい立体感とニュアンスが生まれます。
②Farrow&Ballの塗装箇所ごとのおすすめの仕上げを使用する
・天井:Estate Emulsion(エステートエマルション)
光を穏やかに受け止める、やわらかなマット仕上げ。
・壁:Modern Emulsion(モダンエマルション)
高い耐久性と上品な質感を兼ね備えた、暮らしに寄り添う仕上がり。
・建具・巾木:Flat Eggshell(フラットエッグシェル)
適度な耐久性を備えながら、空間全体に美しい陰影を与えます。
製品の製品概要はこちらをご確認ください。

③必ず実際の空間で色を確認する
Farrow&Ballの色は、光によって印象が大きく変化します。
そのため、小さな色見本だけではなく、サンプルポットでの試し塗りでできるだけ大きな色見本を準備し、朝・昼・夜、それぞれの光の下で見え方を確かめていただくことをおすすめしています。
色選びをより確かなものにするためにも、まずはカラーチャートをご請求ください。
4. よくあるご質問
Q.家具はどんなものを合わせればいいですか?
壁や天井が一色になるぶん、家具の「素材感」を引き立てるのがコツです。 温かみのある木の家具や真鍮(ブラス)の照明、リネンやウールなど自然素材のテクスチャーを組み合わせると、空間に豊かな奥行きが生まれます。シンプルでありながら、流行に左右されない「クワイエット・ラグジュアリー」なインテリアが完成します。
Q. まずどこから取り入れるのがおすすめですか?
部屋全体を塗るのが難しい場合は、トイレやウォークインクローゼットなど、間仕切りされた小さな空間から始めるのがおすすめです。 また、リビングの「一面の壁」と「その面にあるドアや巾木だけ」を同じ色でまとめるだけでも、ただ壁紙を1面変えるのとは違う、カラー・ドレンチングらしい奥行きとモダンな雰囲気を十分に楽しめます。
Q. カラー・ドレンチングとアクセントウォールの違いは?
アクセントウォールは一面だけ色を変えて空間のポイントをつくる手法です。一方、カラー・ドレンチングは壁だけでなく、天井や建具、巾木など空間全体を同系色でまとめることで、一体感や奥行きを生み出します。どちらも魅力的な手法ですが、より包み込まれるような心地よさを求める方には、カラー・ドレンチングがおすすめです。
5. Farrow&Ballだから叶うカラー・ドレンチング
カラー・ドレンチングは、単に「部屋を一色で塗り上げる」だけの手法ではありません。
壁や天井、建具までをひとつの色で包み込むことで、空間そのものに一体感と奥行きを生み出し、暮らしの心地よさを高めるインテリアデザインです。

Farrow&Ballは、132色それぞれが複雑な顔料によってつくられているため、同じ色で空間をまとめても単調にならず、時間や光によってさまざまな表情を見せてくれます。また、壁・天井・木部それぞれに最適な塗装仕上げをご用意しているため、色だけでなく質感まで含めた美しいカラー・ドレンチングを実現できます。
美しく仕上げるためには、壁だけではなく、床材や家具、建具、光の入り方まで含めて色彩計画を考えることが大切です。
「どの色を選べばいいかわからない」
「実際の空間で色の見え方を確かめたい」
そんな方は、ぜひFarrow&Ball銀座サロンへお越しください。
サロンでは、カラー・ドレンチングを取り入れた空間をご体感いただけるほか、実際の施工事例やカラーチャートをご覧いただきながら、お住まいに合わせた色選びをご相談いただけます。
写真では伝わらない、光と色が織りなす豊かな奥行きと心地よさを、ぜひ実際の空間でご体感ください。
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