2026.07.11
ひと塗りするたびに、愛着が増していく住まい。はじめての『DIYペイントガイド』
最近、お問い合わせをよくいただくFarrow&Ballの水性塗料を使ったDIYペイント。
初めてだと不安になったり、何から揃えたら良いのかわからないことも多々ありますよね。Farrow&Ballは、極低VOCで安心できる上質な水性塗料だからこそ、ちょっとしたコツさえ掴めば失敗しにくく、DIYペイントがはじめての方にもとても優しい水性塗料です。
そこで今回は『DIYペイントガイド』として、色選びから道具の準備、塗り方のコツ、よくある失敗と対策まで、「ご自宅はご自身の手で、丁寧に作り上げていきたい」というDIYペイント初心者の方に向けてお伝えしていきます。
2. 132色の美しいカラーパレットから、あなたの心を掴む色を決める
6. 【本番編】子どもでもチャレンジできる、水性塗料の塗り方
1. なぜ、今「DIYペイント」なのか?
「部屋の模様替え」と聞くと、クッションやラグを季節によって変えたり、新しい家具を買い替えたり配置換えをしてみることを思い浮かべる方が多いと思いますが、壁の色をたった一面だけ変えるだけでも、その空間で過ごす「時間の質」が驚くほど変わります。
そして、自分の手で仕上げるという経験は、暮らしを少しずつ育てていく実感につながっていきます。

世界に目を向けてみると、華美な装飾やステータスを誇示することよりも、本物の素材と丁寧な造作などを通して、自分自身が本当に心地よいと感じる空間や体験を大切にする「クワイエット・ラグジュアリー」というムーブメントが、近年注目を集めています。
最近 Farrow&Ballを使ってDIYペイントにチャレンジしたいというお問い合わせが増えているのですが、こうした皆さんに共通するのもまさにこの価値観で、仕上がりの美しさだけでなく、色選び含めて、住まいをつくる過程そのものを味わう「愛着」を大切にしている方々に愛されているのだなと感じます。

さて、Farrow&Ball施工工事でプロにご依頼される方々も多いですが、はじめてDIYペイントをされる方にも非常に向いている水性塗料です。
- 臭いが極めて少ない:揮発性有機化合物(VOC)を極限まで抑えた水性塗料のため、塗装中はもちろん、その日の夜も臭いを気にすることなくお部屋でお寛ぎいただけます。
- サステナブルな処方:植物由来の原料を多く採用し、環境への配慮を徹底した設計です。
- 圧倒的な発色と奥行き:厳選された高品質な顔料を、一般的な水性塗料をはるかに上回る濃度で配合。朝・昼・晩の、暮らしの中にある光の移ろいによって表情がドラマチックに変化する、深みのある仕上がりをお楽しみいただけます。
「うまく仕上げられるだろうか」というご不安は、あって当然のものです。
このガイドでは、その不安をひとつずつ解消しながら、はじめての方でも迷わず、美しい壁のある空間を実現できるよう、順を追ってご案内いたします。
2. 132色の美しいカラーパレットから、あなたの心を掴む色を決める
さて、ここでは Farrow&Ball が誇る132色の美しいパレットから、お部屋に最も寄り添う「運命の一色」を見つけるための、具体的なステップをご紹介します。

① まずは「カラーチャート」を取り寄せる
色選びの第一歩は、Farrow&Ball のじゃばら式のカラーチャート(無料で取り寄せ可能)を手に入れることから始まります。
広げてみると、画面越しでは伝わりきらない実際の塗料をのせたカラーチップがずらりと並び、Farrow&Ball が誇るカラーラインナップの全体像を俯瞰して見ていただくことができます。
ご自宅のインテリアと見比べながら、「我が家にはどのような色やトーンが似合うかな」と、想像を巡らせる時間はこの上なく楽しいものです。朝・昼・晩のインテリアの様子と見比べながら、じっくりと3色くらい候補色を選んでみましょう。

②「サンプルポット」で、24時間の光の変化を確かめる
気になる色を絞ったら、100mL入りの「サンプルポット」をお求めください。Farrow&Ballの色は暮らしの中のあらゆる光に繊細に反応するので、小さな色見本だけでお決めになるのは、少しもったいないのです。
おすすめは、A4サイズ程度の紙やボードにサンプルポットの塗料を2回塗りし、実際に塗りたい壁にマスキングテープで貼ってご確認いただく方法です(もちろん、壁に直接塗って確かめることができるなら、それが一番です)。
1日を通して光の様相は大きく変わります。それぞれの時間帯の下で、選んだ色がどう変化して見えるのかをご自分の目で直接確認してみましょう。
- 朝の光:午前中早いうちはやや青みがかった涼やかな光。直接日光が当たらない場所は、より青みが強調されるため、本来の色よりも少しクールで、落ち着いたトーンに落ち着いて見えます。
- 昼の光:一日の中で最も色味の偏りがなく、太陽本来の明るさ(白色の光)が室内に差し込む時間帯です。光そのものに青みや赤みがないので、塗料のそのままの色を確認することができます。
- 夜の光(照明下):暖色系や温白色のあかりが灯ると、壁の色に温かみのある光のフィルターがかかったように変化します。 昼間のシャープな見え方とは異なり、空間全体が穏やかなトーンでまとまるため、一日の終わりにふさわしい、落ち着いた安心感を与えてくれやすい環境となります。
なお、色を確認する時は、窓に近い壁(光の当たる場所)と、窓から遠い壁(陰になる場所)の両方でお試しいただき、24時間を通した色の表情の変化をチェックしてみましょう。
③ 面積効果によって色の見え方が変化する
実は、目の錯覚によりカラーチャート上での色の見え方と、壁に塗った時の色の見え方が変わる可能性が高いので、ご自分で色を決めて注文する時は、以下の点に注意して選びましょう。
- 明るい色はより明るく白っぽく見える
色によっては、より色味が白っぽく見えたりやや薄まって見えてきます。白に近い明るい色を選ぶ時は、些細な差ではありますが、ワントーン濃い色を選んだ方が実際に塗った時に思っている色になることもあります。
- 鮮やかな色はより鮮やかに見える
アースカラーのようなちょっと渋さのあるくすんだ色でも、実際に塗ってみると思ったよりも鮮やかで派手に感じることがあります。家の中は、意外と落ち着いた色が多いので余計に引き立って見えてしまうことがあることを覚えておきましょう。

③「ワークショップ」で、色と出会う
「どうしても決めきれない」「ファブリックや家具との組み合わせに自信が持てない」という方は、Farrow&Ball 銀座サロンで開催されているワークショップへご参加してみては。
プロのカラースタイリストから直接アドバイスを聞けるだけでなく、Farrow&Ballの色が塗装されたボードを重ね合わせながら、空間全体のコーディネートをシミュレーションすることができます。
少人数制で開催しておりますので、同じくFarrow&Ballにご興味のある方々との出会いも、新鮮なインスピレーションをもたらしてくれるでしょう。
④ お部屋の目的に合わせたおすすめカラー
もしどんな色にして良いのか分からずに困っていらっしゃるなら、各部屋でどんな過ごし方をしたいのか想像してから決めるのもいいですね。参考までに、寝室・リビング・子ども部屋でおすすめの色合いをご紹介します。
- 寝室(安らぎ):1日の終わりを穏やかに過ごすなら、No.281 Stiffkey Blueのような深みのあるブルーや、No.47 Green Smokeなどのシックなグリーン系を。心拍を落ち着かせる穏やかな色調が、就寝前の心地よいひとときへと誘います。また、朝の目覚めを快活に迎えたいお部屋とするならば、No.67 Farrow’s Creamのような柔らかで明るい黄色系統の色でお部屋を包み込むと、1日がポジティブに始まりそうですね。
- リビング(寛ぎ):家族だけでなく、ゲストも長時間滞在することが多いリビングでおすすめなのは、包み込むような安心感をもたらしてくれるウォームなベージュ〜グレージュ系の明るめのニュートラルカラー群。特にFarrow&Ballには洗練されたセンスの良いニュートラルカラーが多く揃っていますので、壁によく使われがちな「白」の代替え色として、安心して取り入れてただけます。
- 子ども部屋(成長への寄り添い):まだ小さい乳幼児〜小学生低学年くらいまでのお子様の部屋なら、イエローやグリーンをはじめ、わかりやすい色や子どもたちの好きな色をアクセントで取り入れると、雑多にならずおしゃれな雰囲気でまとめることができます。例えば壁ならハーフペイントで下だけ色をつけたり、扉や棚にペイントをするのも良いでしょう。
- 子ども部屋(勉強のサポート):勉強に向き合う時間が増える年齢になってきたら、集中しやすい環境づくりとしておすすめなのが、穏やかで落ち着きのあるトーンのブルー。こうした淡いトーンなら、机周りの壁だけでなくお部屋の壁全面に塗装することができます。
3. 【準備編】塗る前に、壁紙の種類を確認する
色が決まったら、塗る前にもうひとつだけ確認しておきたいことがあります。それは、いま壁に貼られている壁紙の種類です。特殊な加工がされていなければ上から塗っていただくこともできるのですが、以下の点に注意してください。
既存壁紙のチェックポイントと塗装時に気をつけること
- 最近のビニールクロスの壁紙には、汚れ防止加工や撥水加工、光触媒加工などが施されていることで、水性塗料を弾いてしまい塗れない場合があります。ご不安な場合は、メーカーへお問い合わせいただくか、壁の端など目立たない部分で試し塗りをしてみてください。
- ビニールクロスの壁紙は表面に施されている凹凸のテクスチャーに塗料が入り込むため、塗料は多めにご用意いただくと安心です。
- ビニールクロスの壁紙の上に塗装をすると、ビニール表面の光沢を拾いやすく、艶が出やすい傾向があります。また、継ぎ目部分が少しちりちりと目立つ場合は、ジョイントコークで埋めていただくと、より美しい仕上がりになります。
- 築年数が経っているお住まいの場合、インテリアの壁が砂壁や聚楽壁、漆喰の場合がございます。そのまま塗ると非常に塗料を吸い込んでしまうため、多くの塗料を要します。吸い込み留めのカチオンシーラーを使ってからDIYペイントをするのも良いですが、長く綺麗な状態を保つなら、ペイント専用の下地クロスを貼ることをおすすめします。(状態がわからない場合は、ご相談ください)

塗装面を長く、美しく保つためのペイント専用下地クロス
せっかくFarrow&Ballの美しい色でお部屋を仕上げるなら、下地から丁寧に整えておくことをおすすめします。
ご自宅の壁紙が上記のようなビニールクロスまたは砂壁などの場合は、一度剥がしカラーワークスペーパーというペイント専用の下地クロスを貼っていただくのが理想的です。
- 一度貼っていただければ、その後は何度でも上から重ねてペイントしていただけます。
- 不織布のため摩擦や衝撃にも強く、ひび割れやジョイントの目立ちを防ぎ、密着性が高いため剥がれてくる心配もありません。
- ビニールクロスのように貼り替えの必要がなく、廃材が出ないぶん、10年先も美しい壁を保ちながら、将来のリフォームのランニングコストも抑えられます。
美しい色も整った下地があってこそ、その魅力を存分に発揮してくれるものです。
最初のコストはかかりますが、DIYペイントで家づくりをするからこそ長く愛せる環境を整えるのがおすすめです。
4. 【準備編】最初にこれを揃えておけば安心!基本の道具
塗装を始める前に必要な道具を揃えておいた方が良いのですが、最初は何の道具をどのくらい用意していいのかわかりませんよね。
Farrow&Ball 総代理店・カラーワークスのオンラインショップでは、初めての方にも、必要な道具が一式揃う「ペイントセット」をご用意しております。

ペイントセットには、このような道具が揃っています。
| ペイントツール | 用 途 |
| マスキングテープ | 塗る場所と塗らない場所の境目に貼るテープ |
| マスカー(テープ付きのビニールシート) | 床や家具を保護する養生用シート |
| ローラー+ハンドル | 塗料をたっぷり塗布して、広い面を塗るために使用 |
| アジャストハンドル | ローラーハンドルに付けて長くし、高い場所を楽に塗装 |
| 刷毛 | 角や細かい部分など、ローラーでは塗れない箇所に使用 |
| バケット&ネット&内容器 | ローラーに含ませる塗料の量を調節する網付きバケツと内容器 塗料の色が複数になる場合は、内容器を追加でその数だけ揃えておくと便利 |
このセットには入っていませんが、缶オープナーやペイントツールも単品で取り扱っていますので、追加でお買い求めいただくことができます(缶オープナーの代わりに十円玉やハサミをコテのように使って開けることもできます)。塗料と一緒にご注文ください。
また、このセットの他にウエス(雑巾でも可)やウェットティッシュ、ゴミ袋などをあらかじめ用意しておくと、いざという時に便利です。
5. 【準備編】DIYペイントの仕上げに差が出る養生の仕方
道具や水性塗料が揃ったら、塗装をする前に家具を退避させ養生を行います。
養生とは、塗料をつけたくない床や家具、壁の境目などを、テープやシートで保護する作業のこと。
実は、塗装そのものの作業よりもこの養生の丁寧さが、仕上がりの美しさの半分を決めるといっても過言ではありません。

塗装をする際は、まずはじめに塗装しない部分と塗装する部分の境目にマスキングテープを隙間なくぴたりと貼っていきます。
この時、何度も貼り直すと粘着力が弱くなるので、失敗したなと思ったら新しい面で貼り直しましょう。また、貼った後で親指の腹などで上から改めて押していくとより密着度が高まり、塗料の侵入を防ぐことができます。

また、壁面は塗装の前に汚れなどを丁寧に拭き取っておきましょう。
壁まわりの養生が終わったら、次はコンセントやスイッチ、冷房の機器類など、塗料が付着してほしくない箇所の周囲を囲むように養生していきます。
最後に、壁の下部にマスキングテープに2~3mm程度残すようにしてマスカーを重ねて貼り、ビニールシート部分を広げて床を保護します。新聞紙などで養生するよりも手軽で、仕上がりの安心感も格段に高まります。
ビニールシート部分は静電気で床に張り付きますが、より動かないようにするために角をマスキングテープで軽く留めておくと良いでしょう。
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養生が整ったら、いよいよペイントです!
お子様でも簡単にチャレンジできるDIYペイントですが、高品質で臭いがほとんどないFarrow&Ballのペイントなら、より安心して使っていただくことができます。
さて、塗料をバケツの高さの1/3程度を目安にローラーバケットへ注ぎ入れます。
その後、ローラーでは塗りにくい角や細かい箇所を刷毛を使って先に仕上げていくのですが、これはいわば塗り絵の縁取りのような工程なので、塗料が溜まらないように心持ち丁寧に仕上げていきましょう。
この時、刷毛に含ませる塗料は根元までたっぷりと付けず、刷毛の半分程度に留めることで、塗料が垂れてくるのを防ぐことができます。

刷毛のあとはローラーを使って壁を塗る工程に入ります。
ハンドルにローラーをセットした後、バケツの中でローラーに塗料を含ませるのですが、ここではハンドル部分まで浸さないようご注意ください。ローラーを浸したあと、バケットのネットの上で2〜3回、上下にころがすようにして、ローラー全体へ少しずつ塗料を均一に含ませていきます。
ローラーを壁の上で転がす時は、力を入れすぎないようにしましょう。力を入れすぎるとローラーが回らず滑ってしまいます。
また、塗料自体は非常によく伸びるので、壁の上下にローラーを転がしたり、少しV字を描くように広げていきながら、塗装をしていきましょう。

1回目の塗装が終わったら、1〜2時間ほど乾燥させます。この時、ローラーや刷毛、バケットに入っている塗料が乾かないように、ラップや余っているマスカーなどで軽く包んでおきましょう。
その後、同じ工程(刷毛での縁取り→ローラーでの塗装)をもう一度繰り返し、2回塗りを仕上げます。
ビニールシート部分は静電気で床に張り付きますが、より動かないようにするために角をマスキングテープで軽く留めておくと良いでしょう。
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ワークショップのお申し込みはこちら >7. 【お片付け編】半乾きのうちに片付けるのがポイント
塗装が終わりましたら、一度休憩したくなる気持ちを一旦抑えて、壁面が完全に乾ききる前に養生を剥がしていきましょう。マスカーはマスキングテープの上に貼っているので、マスキングテープを剥がすと同時に一緒に剥がすことができます。
なお、この時テープ対して斜め45度くらいの角度でゆっくりと手前に引くことで、美しい直線の境界を残すことができます。テープとビニールシートの部分をくるくるとまとめながら剥がしていくと、思ったよりも小さなゴミになり、捨てるのが楽になります。
水性塗料ならではの嬉しいポイントは、キッチンや洗面台で手軽に水洗いができることですが、洗い始めると塗料の色がなかなか出きらず、驚かれる方も多いかもしれません。
そんな時は、刷毛やローラーをバケツなどに張った水に半日〜1日ほど浸けておくのがおすすめです。
塗料は水よりも重いため、時間が経つにつれて自然と下の方へ沈んでいきます。その後、水やぬるま湯で洗い流せば、案外手軽に汚れを落とすことができるので、洗い終わったら陰干しをして乾燥させましょう。

なお、ローラーは消耗品として使い捨てにされる方も多いのですが、しっかり洗浄すれば、次回も問題なくお使いいただけます。
刷毛を乾かす際は、毛先を上向きに置いてしまうと毛が広がって型崩れの原因となります。柄の先端にある小さな穴を利用して、フックなどに引っ掛けて吊るし乾燥させると、美しい毛先を保つことができます。
道具の片付けが済んだら、あとは壁が完全に乾くのを待つだけです。壁が完全に乾燥したことを確認できたら、退避させていた家具を元の位置へ。たったこれだけで、お部屋の景色は驚くほど新しく生まれ変わります。
たった数時間ほどの作業で、「お気に入りの家具やがぐっと引き立った!」「理想のスペースが完成しました」そんなお客様のお声も多くいただいております。
8. DIYペイントに関するよくあるご質問
Q. どんなところに塗れるのですか?
A. 屋内ではプラスターボード、木部、ビニールクロス(汚れ防止剤が加工されていないもの)などに塗ることができます。屋外ではサイディングや、木部に塗ることができる塗料もありますので、用途に合った塗料をお選びください。
Q. 初心者なので、道具に詳しくなく不安です。
A. 初めての方には、必要な道具が一式揃った「ペイントセット」がおすすめです。ペイントセットのご購入はこちらからどうぞ。
Q. 塗り替えの際、前回塗った色と混ざることはありますか?
A. 塗料は水性ではありますが、絵の具とは異なり、乾燥すると樹脂がしっかりと結合するため、溶け出すことはありません。内部まで完全に乾燥していれば、前回の色と混ざる心配はございません。
Q. 濃い色から薄い色へ塗り替えることはできますか?
A. 問題ございません。しっかりと色がかぶりますので、安心して塗り替えいただけます。
Q. 使い終わった道具は、どうすればよいですか?
A. 水性塗料ですので、水洗いが可能です。詳しいお手入れのコツは、前章「半乾きのうちに、道具の片付けを」もあわせてご覧ください。
Q. 綺麗に洗うポイントはありますか?
A. 使い終わった後の刷毛やローラーは、新聞紙などで余計な塗料をぬぐった後、すぐに洗い流さずに水を溜めたバケットに沈めておいてください。しばらくすると塗料が下に沈んでいくので、その後洗い流してください。ぬるま湯で洗うときれいに仕上がります。
9. まとめ

DIYペイントとは、工場製品のようなミリ単位の完璧さを目指す作業ではありません。ご自身で塗ったからこそ生まれる刷毛の跡やほんのわずかな揺らぎ、光の加減によって見え隠れする表情など、そうした「自分の手で仕上げた跡」こそが、既製品には決して宿らない世界にひとつだけの物語となるのです。
「それでも、自分で仕上げるのは少し心配……」という方には、Farrow&Ballならではの選択肢もございます。
Farrow & Ballでは、お客様の間取りや好みに合わせてプロのスタイリストが色をご提案する「カラーコンサルタンシーサービス」や、施工の全行程(または難しい部分だけ)をプロに任せる安心の施工プロデュースサービスもご用意しています。
「DIYに挑戦しながら、必要なところだけプロの手を借りる」そんな柔軟な選び方も、心地よい部屋づくりの一つの形です。
まずは、お部屋の壁一面から。その小さな一歩が、日々の暮らしの景色を、驚くほど新しく、愛おしいものへと変えてくれるでしょう。
Farrow&Ballのワークショップ
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