2026.01.11
【ニュートラルカラー大解剖 / 全6回】Vol.6 圧倒的な玄人感を纏い根強い人気を誇るトラディショナルニュートラル
2026年になりましたね。今年も皆さんにFarrow&Ballの魅力や使い方をお伝えしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、【ニュートラルカラー大解剖 / 全6回】の最後を飾るのは、Farrow&Ball初期からある色で構成されているトラディショナルニュートラル。創業当初から愛されてきた、洗練されたニュートラルカラー4色をさっそくご紹介します。
2. トラディショナルニュートラル:No.2004 Slipper Satin
3. トラディショナルニュートラル:No.1 Lime White
4. トラディショナルニュートラル:No.3 Off-White
5. トラディショナルニュートラル:No.4 Old White
7. Farrow&Ball 洗練されたニュートラルカラーを銀座サロンで直接確認してみましょう
1. 古いのに現代的?! トラディショナルニュートラル

Farrow&Ballがはじめて開発をしたホワイト系の色で構成されているトラディショナルニュートラルが他のニュートラルカラーグループと大きく違うポイントは2つ。
ひとつはグレイッシュなグリーンの顔料を含んでいること、ふたつめは光による見え方の変化が割と大きいことが挙げられ、色合いとしては4色ともに非常に親しみやすく、あらゆる空間に溶け込む色が揃っています。

そんなトラディショナルニュートラルの魅力を一言で表すとしたら、「玄人感」でしょう。
これらの色は、現代的な空間にもクラシカルな住宅にも、「使い込まれた柔らかな雰囲気」を添えてくれるのですが、この風合いこそが「洗練された玄人感」のある特別なインテリアを作り出してくれます。

それでは、こうした雰囲気に加え、ウォームカラーグループがもつリラックス感も同時に演出できるトラディショナルニュートラルの4色をさっそくチェックしていきましょう。
・【ニュートラルカラー大解剖 / 全6回】Vol.4 ウォームグループながらも、インテリアをモダンに魅せるタイムレスニュートラル
・【ニュートラルカラー大解剖 / 全6回】Vol.5 グレージュ人気と共に注目度UP!居心地抜群のインテリアを作るウォームニュートラル
2.トラディショナルニュートラル:No.2004 Slipper Satin


伝統的なバレエシューズに使われる繊細なシルクの色に由来しているNo.2004 Slipper Satin。
落ち着いた白ではありますが、冷たく青みがかった風合いではなく、淡いグレーの石灰のような色で、同じトラディショナルニュートラルの色と組み合わせると、繊細かつ洗練された空間を演出できます。


人気の白色の一色であるNo.2004 Slipper Satinは、Farrow&Ballの多くのカラーパレットと合わせることができるのがポイントです。

壁や天井などにベースカラーとして使うのも良いですが、他の有彩色とあわせたとき、No.2004 Slipper Satinを巾木やドアに塗装をすることで、空間に美しい抜け感を作ることもできます。
Farrow&Ballは、壁用の塗料だけでなく室内の床や家具、モールディングなどに塗れるModern Eggshellもご用意しているので、穏やかで落ち着きのあるニュートラルカラーが多用されている空間に取り入れてみるのも良いでしょう。
3.トラディショナルニュートラル:No.1 Lime White


Farrow&Ballの最初の色であるNo.1 Lime Whiteは、元々ディステンパー画法で使われていたチョークのような顔料にちなんで名付けられた色です。


ごく少量のグリーンの顔料を加えることで生まれる最も柔らかな色調が、時代を超えた類まれな色合いを生んでいます。

いつまでも色褪せない雰囲気を醸し出してくれるので、同じトラディショナルニュートラルのNo.4 Old WhiteやNo.2004 Slipper Satinと組み合わせることで、上品で落ち着いた雰囲気に仕上がります。
4.トラディショナルニュートラル:No.3 Off-White


インテリアに「深み」と「温かみ」を与える色域であるミッドトーンのNo.3 Off-White。
Farrow&Ballのオリジナルカラーの1つであり、時代を超えたクラシックな色をシンプルな名前で表現しています。

他のトラディショナルニュートラルの色との相性が抜群なNo.3 Off-Whiteは、他に類を見ないほど空間にソフトな印象をもたらし、伝統を感じるチョーキーな風合いの壁面や、洗練された美しい木工品のような色合いを演出することができます。


なお、No.3 Off-Whiteは床材にも最適です。
柔らかく温かな雰囲気を保ちつつ壁面に光を反射させ、空間に美しい光の陰影を作り出してくれますし、部屋の統一感がより高まり、海外インテリアのような上品な空間を作り出してくれるでしょう。
5.トラディショナルニュートラル:No.4 Old White


「A historic grey green(灰緑色)」と呼ばれるNo.4 Old White。
この柔らかなグレイッシュグリーンが『Old White』と名付けられたのは、Farrow&Ballのホワイト系ラインナップの中で、最も歴史の深みを感じさせる色だからです。

今風に言うならば「くすみカラー」とも言えるミッドトーンらしい落ち着きのあるベージュで、例えば英国の古いお屋敷の応接間にあっても、現代の住まいのモダンなキッチンにあっても調和する色合いです。


No.4 Old Whiteは、特に北向きの部屋や曇りの日には控えめで落ち着いた緑色に見えがちですが、天気の良い日や明るめのインテリアではよりクラシックなグレーの印象を与え、光の条件によって見えがよく変わる表情豊かな色です。
日当たりの良いリビングの壁の色として全面に取り入れると、1日の光の移り変わりで驚くほど色の見えが変わっていくのがわかるので、雰囲気の違いを楽しんでいただけるでしょう。
6.FAQ トラディショナルニュートラルについて
Q.トラディショナルニュートラルは、部屋の向きや照明によって色の見え方が変わると聞きましたが、選ぶ際の注意点はありますか?
はい、このグループは緑の顔料を含んでおり、光の影響を受けて見え方が変わりやすいのが特徴です。例えばNo.4 Old Whiteは、北向きの部屋では落ち着いたグリーンが強く出ますが、南向きの明るい部屋では洗練されたグレーに見えます。その変化を楽しむのもおすすめなのですが、 まずはどのように見え方がかわるのか、サンプル缶でA4〜A3サイズ程度の紙に塗ってみて、朝・昼・晩、そして晴れの日や曇りの日の光の下で、実際に塗る場所にかざして確認してみましょう。光による「表情の変化」を楽しめることこそがトラディショナルニュートラルの最大の魅力ですので、ぜひ直接確認をしてみてください。


Q.「トラディショナル」という名前ですが、モダンなインテリアや新しい住宅に合わせると古臭く見えてしまいませんか?
ご安心ください。むしろ現代的な空間にこそ、トラディショナルニュートラルの「玄人感」が活きます。 真っ白なプラスチックや金属などの無機質な素材の中に、トラディショナルニュートラルの「使い込まれたような柔らかな色合い」を1色加えるだけで、空間に深みを表現するレイヤーが加わり、一気に洗練された印象となってきます。特に巾木やドアなどの木工品にNo.2004 Slipper Satinなどを使うと、現代の住まいに驚くほど美しい抜け感が生まれてくるでしょう。
7.Farrow&Ball 銀座サロンで温もりを感じるニュートラルカラーをチェック

Farrow & Ball 銀座サロンは、新色を含めたさまざまなニュートラルカラーを実際に塗装しているので、直接ご自身の目で色の変化や奥行き感を確認していただける最高の場所となっております。
ニュートラルカラーは照明や窓から入ってくる陽光の色でも大きく見え方が変わりやすいという特徴を持っているので、どう変化するのか、思っていた色味とあっているのかなど、ぜひ確認をしてみてください。

また、Farrow & Ball銀座サロンで行われているカラーコンサルタンシーサービスは、リノベーションなどでインテリアカラーを相談されたい方にぴったりのサービスです。インテリアカラーのプロである銀座サロンのスタッフが、ご希望や空間の目的に合わせて最適な色をご提案させていただきます。(※予約制)
銀座サロンにいらっしゃることができない方には、Farrow&Ballのカタログとカラーチャートを無料でご請求していただくことができます。こちらもぜひご活用ください。
8.まとめ


【ニュートラルカラー大解剖 / 全6回】の最終回となる今回は、Farrow & Ballの原点であり、最も奥深いトラディショナルニュートラルの4色をご紹介しました。
単なる「白」や「グレー」では片付けられない、わずかな緑の顔料がもたらす絶妙なニュアンス。それは、現代の住まいに積み重ねられた暮らしの深みを感じさせ、住む人のこだわりを静かに表現してくれる「玄人好み」の色たちでしたね。
さて、全6回にわたって、モダン、タイムレス、ウォーム…と様々なニュートラルカラーの世界を紐解いてきましたが、自分らしい「ニュートラル」は見つかりましたか?
「ニュートラルカラー」と一言で言っても、その選択肢は驚くほど豊かですが、大切なのは流行に合わせることではなく、その部屋でどう過ごしたいかです。
もし、この記事を読んでいても迷ってしまったら、ぜひ一度銀座サロンへ足を運んでみてください。
光によって驚くほど表情を変える本物の塗装壁を目にしたとき、きっと「私の色はこれだ!」と思える一色に出会えることでしょう。
全6回にわたるニュートラルカラー大解剖にお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さんの暮らしが、お気に入りの色でより豊かに彩られることを願っています。
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