ACHARD
Farrow&Ball よりお届けする心ときめく新柄コレクション「The Purnon Papers」は、フランス・ロワール渓谷の小さな村に佇むパーノン城で、長い時を経てひっそりと息づいていた5つの美しいパターンを、現代に蘇らせたものです。かつてこの壮麗な城で、喜びと歓声に満ちた日々を送った人々。彼らの感性が宿るオリジナルパターンに深くインスパイアされ、現代のあらゆる住空間に美しく調和するよう、細部にわたるまで愛情を込めて再構築しました。
ACHARD
AUGUSTE
PURNON
BARACÉ
ADELAIDE
フランスのロワール渓谷のすぐ南に位置するこの荘厳なパーノン城は、1788年に、アントワーヌ=シャルル・アシャール・ラ・エー侯爵の壮麗な邸宅として建てられました。100室を超えるその堂々たる佇まいは、時を超え今もなお、訪れる人々を魅了します。
現在、オーナーのフェリシティとティム夫妻が、この城のかつての栄光の片鱗を垣間見て、それをよみがえらせるという大胆な決断をしました。
この歴史あるパーノン城は、まさに「パターンの宝庫」でした。
当初、夫妻は寝室と浴室の改修を私たちに依頼しましたが、当社のクリエイティブ・ディレクター、シャーロット・コスビーが屋根裏やリネン棚などからパターンを発見。時を超えて息づく美しいデザインが、発見されるその時を静かに待っていたのです。
シャーロットは、厳選したお気に入りのパターンを現代の住空間に心地よく溶け込むよう、丁寧に再構築しました。色、スケール、レイアウトを現代的に洗練させることで、これらの由緒あるデザインは、どんな空間にも見事に調和する、時代を超えた美しさとして生まれ変わりました。
Purnon
コレクションの象徴とも言える「PURNON」は、その魅惑的なサギのモチーフが、空間にこの上ない優美さをもたらします。このパターンは、パーノン城に受け継がれる18世紀の屏風から発見されました。かつて城で催された盛大な宴の際、親密な雰囲気を生み出す間仕切りとして、華やかな人々の間でひっそりと輝いていたことでしょう。時を超えて蘇ったこのパターンは、あなたの空間に、優雅な歴史の物語を紡ぎます。
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Adelaïde
このユニークな花柄は、この城を建てた家族の娘であるアデレードのドレッシングルームで見つかりました。
元々は小ぶりなパターンでしたが、Farrow&Ballはこれを大胆で大きなデザインに再構築し、繊細な魅力を保ちつつ現代の空間に合うように仕上げました。
Achard
パーノン城を建設した貴族の家族、「アシャード」家にちなんで名付けられました。この幾何学模様のパターンは、城の華やかな部屋ではなく、リネン棚という、より実用的な場所で発見されました。これは、美が城の隅々まで行き渡っていたことを示唆しており、日常の空間にこそ潜む美しさを表現しています。
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Baracé
発見当時、この壁紙は屋根裏部屋にありましたが、この壁紙は、元々ド・ラ・モット・バラセ夫人の母親のベッドを飾るために使われていました。今回、色褪せたこの壁紙を現代的で洗練されたパターンに再構築しました。このように、「BARACÉ」は、城で暮らした人々の個人的な歴史や、受け継がれてきた家族の物語を表現しています。
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Auguste
この優美なパターンは、パーノン城のドレッシングルームで発見されました。城を築いた侯爵の長男オーギュストに捧げられています。ナポレオンの学友であった彼。城を継ぐはずが、革命中に命を落としました。この壁紙は、過ぎ去りし時代の物語と、そこに生きた人々の儚くも美しい人生を静かに物語っています。
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