2026.07.21
モノトーンインテリアで叶える、大人のマンションリノベーション|H様邸
日常を離れ、自分だけの特別な時間を楽しむセカンドハウス
この住まいづくりのテーマは、日常から少し離れ、自分だけの特別な時間を楽しめる場所をつくることでした。
お気に入りのアートを眺めながら音楽に耳を傾ける時間。
ベランダで風を感じながらお酒を楽しんだり、ソファでゆっくりとグラスを傾ける落ち着きのある空間。そんなイメージを大切にしながら、リノベーションを進めました。
オーナー様がお好きだったのは、モダンで洗練されたモノトーンインテリア。
非日常Barのような空間にしたいというオーナー様の想いから、色を組み立てていきました。

モノトーンインテリアを引き立てる、Down Pipeという選択
モノトーンインテリアというと、ブラックやホワイトのコントラストを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、落ち着きのある空間をつくるためには、色の深みや質感も大切な要素です。
カラーコンサルタンシーサービスでは、「どんな暮らしをしたいのか」を丁寧に伺い、そのイメージをもとに空間の軸となる色としてNo.26 Down Pipeをご提案しました。

黒のように空間を引き締めながらも、光の当たり方によって穏やかなチャコールグレーやグリーンがかったグレーに見え、時間とともに表情を変えていきます。
その豊かな色の変化が、モノトーンでありながら冷たさを感じさせない、居心地のよい空間をつくり出しています。
カラーコンサルタンシーサービスでは、このNo.26 Down Pipeを住まい全体の軸とし、ラグやウッドシャッター、造作家具、さらにはオーナー様のご希望の家具、照明、アートまでトータルで色を考え、整えていきます。
空間ごとに選んだ、2つのダークカラー
住まい全体の統一感を大切にしながら、それぞれの部屋で過ごす時間に合わせて色を選びました。
キッチン壁、リビング収納扉や造作家具にはNo.26 Down Pipeを採用。
アートや植物、木の家具が映える背景となり、モダンで落ち着きのある空間を演出しています。


一方、寝室にはNo.305 Hopper Headをセレクトしました。

包み込まれるような深みのあるNo.305 Hopper Headが、心を穏やかに整え、一日の終わりをゆったりと過ごせる空間をつくり出しています。
同じダークトーンでも、空間の用途に合わせて色を使い分けることで、住まい全体に統一感を持たせながら、それぞれの場所にふさわしい心地よさが生まれました。
光とマットな質感が生み出す、心地よい陰影
この住まいでは、光も空間づくりの大切な要素です。
Farrow&Ballならではのマットな質感は、光をやわらかく受け止め、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。


朝の自然光の中では穏やかなグレーに、夕方には深みのあるチャコールグレーへ。そして夜になると、間接照明が壁を照らし、静かで落ち着いた雰囲気を演出します。
リビングでは、光が壁をなめるように広がり、美しいグラデーションを生み出します。
寝室では、No.305 Hopper Headが間接照明の光をやさしく受け止め、一日の終わりにふさわしい穏やかな空間をつくり上げています。


アートが映える、余白のある空間
オーナー様はアートがお好きで、この住まいにはお気に入りの作品や本、オブジェが飾られています。

だからこそ壁の色は、空間の主役ではなく、アートや家具を美しく引き立てる背景であることを大切にしました。
No.26 Down Pipeの深みのある色は、アートの存在感を際立たせるだけでなく、植物の緑や真鍮の色とも美しく調和します。

お気に入りのものを少しずつ集めながら、自分らしい空間を育てていく。
そんな暮らしを支える色として、この住まいに自然と馴染んでいます。
「またここで過ごしたい」と思える場所に
住まいが完成したあと、オーナー様からこんなお話を伺いました。
「完成して最初に思ったのは、『早くまたここで過ごしたい』ということでした。お気に入りのアートを眺めながらグラスを傾ける時間が、何よりの楽しみになっています。」

暮らしに寄り添う色は、ただ空間を美しく見せるだけではありません。
その場所で過ごす時間を心地よくし、「また帰ってきたい」と思える場所をつくってくれます。
今回の住まいも、色を起点に家具や照明、アートを丁寧にコーディネートすることで、オーナー様らしい時間が流れるセカンドハウスになりました。
暮らしから考えるカラーコンサルタンシーサービスとは
リノベーションでは、床材やキッチン、家具選びから始めることが多くあります。
Farrow&Ballのカラーコンサルタンシーサービスは、その少し前の段階から住まいづくりに寄り添います。
「どんなインテリアが好きですか?」
ではなく、「どんな暮らしがしたいですか?」という対話から始まり、その想いを色で形にしていきます。
今回も、「静かにグラスを傾けたくなるような、落ち着きのあるBarのような空間」というイメージからNo.26 Down Pipeをご提案し、その色を軸に造作家具やラグ、ウッドシャッターなどトータルでコーディネートしました。


モノトーンインテリアは、色数を減らすことではなく、色の選び方や組み合わせによって豊かな表情を生み出すことができます。
理想の住まいは、設備や間取りだけではなく、「どんな時間を過ごしたいか」という想いから生まれるもの。
Farrow&Ballのカラーコンサルタンシーサービスは、一人ひとりの暮らしに寄り添い、その人らしい空間づくりを色からお手伝いします。
ブランド: Farrow&Ball
色番号・色名:
No.26 Down Pipe(キッチン壁・リビング収納扉・リビング造作家具)
No.305 Hopper Head(寝室壁・ヘッドボード )
施工場所:リビングダイニング、キッチン、造作家具、寝室
塗装:株式会社カラーワークス