2026.02.16
光の移ろいを映す「白」の空間。陰影の深まりと静寂を愉しむM様邸|株式会社友紀建築工房
部屋に一歩足を踏み入れたとき広がる静寂な空間。そこを彩るのは単なる「白」ではありません。
朝の清々しい光、午後の柔らかな陰影、そして夜の温かな灯り。そのすべてを優しく受け止め、刻々と表情を変えていく「白」の美しさが、この住まいの主役です。
今回ご紹介する物件は、光によって表情を変える「白」の重なりが美しいミニマルな空間。
株式会社友紀建築工房様が手掛けた、質感を楽しむ豊かな暮らしをご覧ください。

No.2001 Strong White

感性を研ぎ澄ます住まい
「余計なものを感じない空間にしたい」というM様の想いから、空間全体をFarrow&Ballの「白」で統一しました。厳選されたこの「白」は、深みのあるダークトーンの床と静かに響き合い、互いの質感を高め合います。
装飾を削ぎ落としたミニマルな構成だからこそ、壁面は光の移ろいを映す繊細なキャンバスとなり、置かれた家具や季節の草花が、かつてないほど鮮やかにその輪郭を現します。


質感の重なりが生む、唯一無二の静寂
設計・デザイン・施工を担当された株式会社友紀建築工房様は、そのご要望を「優しく落ち着きのある白の塗装壁」と「家具と呼応するダークトーンの木床」という、洗練されたコントラストで表現されました 。
ミニマルな色の構成が空間に静けさと深い奥行きをもたらし、窓から差し込む自然光を柔らかく受け止め、控えめでありながらも、心地よい質感が住まう人にそっと寄り添うデザインとなっています。






今回メインカラーに使用された No.2001 Strong White は、その名の通り「力強さ」を秘めた現代的なグレイッシュ・ホワイトです。
わずかに含まれた黒の顔料が、白特有のまぶしさを抑え、光の当たらない部分には洗練された影を描き出します。
日中の明るい光の下では清潔感のある「白」として、夕暮れ時には静かなグレーへと表情を移ろわせるこの色は、建築のラインを際立たせ、空間に彫刻的な立体感を与えてくれます。
まさに、ミニマルな空間に「奥行き」を添えるための最適な選択と言えるでしょう。
色のストーリー
今回使用されたNo.2001 Strong White は、現代的なインテリアに最も愛されるグレーベースのホワイトです。この色の真髄は、その繊細な「顔料」の配合にあります。
一見するとクリーンな「白」ですが、光の移ろいによって、ある時は冷涼で都会的な表情を、またある時は温かく包み込むような質感を現します。
本事例のようにダークトーンの木材と合わせることで、Strong Whiteの持つ「奥行き」が強調され、空間に心地よい緊張感と安らぎのバランスをもたらします。水性塗料ならではのマットで上品な質感が、壁面に柔らかな影を落とし、お部屋全体を上質なヴェールで包み込んでくれるでしょう。

Farrow&Ballの塗料は、最高級の顔料を通常より30%以上多く使用しているため、光の反射が非常に複雑で豊かです。この「ただの白」ではなく「複雑な表情をした白」で彩られた壁は、これからも住まう人の心に静寂をもたらし続けます。
yuukistyle友紀建築工房
HP : https://yuukistyle.com/
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ブランド: Farrow&Ball
色番号・色名: No.2001 Strong White
施工場所: リビング、ダイニング、玄関、洗面エリア(全室)
下地仕様: カラーワークスペーパー
設計・施工: 株式会社友紀建築工房(yuukistyle)
建築地:愛知県