2025.11.07

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壁紙×ペイントでつくる心地よい空間 - 組み合わせ事例のご紹介

インテリアを一新する際、「壁紙をどうするか?」迷う方は多いのではないでしょうか。

日本はまだ壁紙が主流ですが、最近では、海外では当たり前の「ペイント」を選ぶ方が増えてきたと感じています。

ペイントで生み出される奥行き深い色彩、上質な質感、豊富な色数は、量産されたビニールクロスでは叶えられないほど豊かなインテリアを作り上げることが可能です。

実は、壁紙かペイント、どちらかを選ぶのではなく壁紙とペイントを組み合わせることで、空間に奥行きと表情を生み出すことができます。

Farrow&Ballは、同一ブランド内で壁紙とペイントの両方を展開している数少ないメーカーです。

そのため、色と柄のトータルコーディネートが可能。海外でも注目されるこのアプローチを、ぜひ日本の住宅にも取り入れてみませんか?

壁: 2007 Lotus / 左壁: No.92 Castle Gray / 壁: No.201 Shaded White / 木部: No.239 Wimborne White

1. 英国の最高級塗料ブランドFarrow&Ballの壁紙とペイントとは

2. 壁紙とペイントを組み合わせる3つのメリット

3. 事例紹介

4. 壁紙とペイントの失敗しない組み合わせのコツ

5. よくある質問(FAQ)

6. まとめ

1. 英国の最高級塗料ブランドFarrow&Ballの壁紙とペイントとは

 英国・ドーセットで生まれたFarrow&Ballは、世界中のデザイン愛好家から支持される色と素材のブランド。

奥行きと深みのある色彩を持つペイントと職人の手仕事から生まれる壁紙を、同じ世界観で楽しめるのが最大の魅力です。

ペイントは、他のブランドと比べ30%以上の顔料が豊富に含まれていると言われています。

たっぷりの顔料を使用して作られているため、光を受ける角度によって微妙に表情を変え、空間に奥行きを生み出します。

壁: No.50 Book Room Red

そして壁紙は、熟練の職人による伝統的な技法によって、ペイントを直接紙に刷り込む製法で作られているため、インクにはない立体感と陰影が宿り、空間にハンドメイドの優しさとリズムを生み出します。

壁紙を初めてご覧になる方の中には、「まるで絵のようですね」と驚かれる方も少なくありません。

画像では伝わらない独特の質感や陰影の美しさは、ぜひショールームで直接ご体感ください。

また、ご自宅でも実際の色味をお試しいただけるよう、無料サンプルのご請求も承っております。

カラーチャート・壁紙の無料サンプルのご請求

ペイントか壁紙かという二択ではなく、同じブランドで色と柄を自在に掛け合わせ、空間をトータルコーディネートできるのは、Farrow&Ballならでは。

壁紙とペイントを組み合わせることで、空間に物語性が生まれ、暮らし全体に流れるような調和が広がります。

2. 壁紙とペイントを組み合わせる3つのメリット

メリット①:統一感のある仕上がり

Farrow&Ballの壁紙は、すべて自社のペイントで作られているのが特徴です。つまり、柄の色とペイントカラーが完全にリンクしているため、迷わず安心して選ぶことができます。

壁紙のベースカラーに使われている色と同じ系統の色で周囲をペイントすれば、空間全体がシームレスで上質に仕上がります。さらにFarrow&Ballのペイントは、木部や家具にも塗装できるため、壁・建具・家具まで含めたトータルコーディネートが可能です。

リビング: 2064 Lotus / 巾木: No.288 Vardo

メリット②:空間にメリハリを生む

壁全面を壁紙にするのではなく、一面だけを壁紙にして残りをペイントで仕上げることでアクセントが生まれます。大胆な柄の壁紙に合わせてペイントカラーを選べば、バランスよくまとまりながらも印象的な空間を演出できます。

アクセント壁: 754 Block Print Stripe

メリット③:長く楽しめるインテリアに

ペイント部分は気軽に塗り替えができるため、壁紙と組み合わせることで模様替えをしやすく長く楽しめます。季節やライフスタイルの変化に合わせて色を変えて楽しむことも可能です。

ペイントなら濃い色を白に戻すこともできるので、空間の印象を変えたいときには、塗り替えで新しい雰囲気を楽しむこともできます。

3. 事例紹介

ここからは、実際に壁紙とペイントを使った施工事例をいくつかご紹介します。

まずは、グリーンのボタニカル柄の壁紙を主役に木の質感を生かした家具を合わせたコーディネート。

アクセント壁: 5606 Helleborus

白い建具とグリーンの壁紙が互いを引き立てあい、落ち着きの中に華やかさを感じさせるインテリア。ペイントを部分的に使うことで柄の魅力を引き立てながら全体の印象を整えるバランスの良さが光ります。

次にご紹介するのは、壁紙をアートのように飾ったコーディネート事例。

モールディングで囲うことで、柄を”額装”するように見せた上品な演出です。

壁: 1652 Ringwold / 木部: No.2004 Slipper Satin

淡いピンクのペイントが背景となり、赤みを帯びたリーフ模様をやさしく引き立てています。壁紙をアクセントとして取り入れながら、全体に美しい調和とリズムを感じさせるコーディネートです。

色を楽しむ遊び心のあるコーディネートもFarrow&Ballならでは。

壁: 6102 Stripe/ 木部: No.CB6 Raw Tomatillo

手前壁: 6003 Check / 奥壁: 6001 Check / 建具: No.CB8 Sardine

左の空間では、ペイントのグリーンフレームがストライプの壁紙を軽やかに引き立て、陽気でポジティブな印象に。

右の事例では、ブルーのドアと幾何学パターンの壁紙を合わせ、色のリズムを楽しむようなポップでモダンなインテリアに仕上がっています。

どんなに大胆な組み合わせでも、Farrow&Ballの色と質感、そしてデザインの力によって、空間は不思議と品よくまとまります。個性を際立たせながらも調和を生む、それがFarrow&Ballの魅力です。

次の事例は、壁紙と家具をトーンを揃えた上品なコーディネート。

壁: 2011 Lotus

もしご自宅で取り入れるなら、家具をペイントで塗り替えるのもおすすめです。壁紙と家具の色やトーンと合わせることで全体の印象に統一感が生まれ柄の美しさがいっそう際立っています。

最後にご紹介するのは和室の事例です。

襖・壁: 1616 Ringwold

和室の襖にFarrow&Ballの壁紙を取り入れ、まわりを壁紙のトーンに合わせてまとめるだけで、和室がぐっと印象的になります。実は、Farrow&Ballのペイントや壁紙は、日本の住宅ともとても相性が良く伝統的な素材や光のニュアンスと響きあい、和の落ち着きの中にモダンな個性をもたらします。

和室をおしゃれにコーディネートするヒントは、こちらのコラムでもご紹介しています。

これまでご紹介したどの事例にも共通しているのは、Farrow&Ballだからこそ叶う上質な一体感です。色を重ねる楽しさと、暮らしに寄り添う柔らかな美しさを感じさせてくれます。そんな心地よいインテリアを、ぜひ日常の中にも取り入れてみてください。

4.壁紙とペイントの失敗しない組み合わせのコツ

壁紙とペイントの色をバランスよく組み合わせるのは難しそうに見えますが、Farrow&Ballなら色と質感の統一感があるため安心です。

まずはお気に入りの壁紙を選び、ベースカラーや模様の色を参考に周囲の壁の色をまとめてみましょう。同系色でまとめればシームレスな仕上がりに、少しトーンをずらすことで空間に奥行きを加えることもできます。反対色を選んで大胆に組み合わせるのもおすすめです。

あまりルールにとらわれすぎず、直感で選んだとしても、Farrow&Ballなら必ず上質で美しい調和が見つかるでしょう。プロのアドバイスをご希望の方は、カラーコンサルタンシーサービスもぜひご利用ください。

5.よくある質問(FAQ)

Q. 壁紙のお手入れ方法は?

A. Farrow&Ballの壁紙の表面はウォッシャブル加工が施されているので、紙素材にもかかわらず水拭きでのメンテナンスが可能です。

Q. 不燃認定は取得していますか?

A. Farrow&Ballの壁紙の不燃認定取得のため、ご家庭や店舗でも、幅広くお使いいただくことができます。

Q. Farrow&Ballの壁紙は壁に貼る以外の目的にも使えますか?

A. 紙がしっかりしているため、カルトナージュで使われる方がいらっしゃいます。また、貼り終わって余った壁紙でもとても大切に使っていただくことが多く、壁に飾ったり、プレゼントの包装など様々なアイデアで楽しんでいただいています。

Q. 塗装のメリットは?

A. メンテナンスがしやすく、色の変更も自由自在。壁紙との相性を考えて後から塗り替えできる柔軟さがあります。

Q. 貼り替えや塗り替えのタイミングは?

A. 一般的な壁紙は10年前後が貼り替えの目安とされていますが、Farrow&Ballの壁紙はペイントを直接紙に刷り込む独自の製法で作られているため、色あせにくく、質感も長く保たれます。実際には、環境や日当たりによって差はありますが、10年~15年程度を目安にお考えいただくと安心です。また、部分的な補修が難しいため、傷や汚れが気になってきた時点で、空間全体の貼り替えを検討されることをおすすめします。

Q. ペイントや壁紙を取り入れる場合、費用はどのくらいかかりますか?

A.壁一面を塗装する場合(下地の貼り替え+塗装)で約25万~、壁紙を一面貼り替える場合で約19万~が目安です。いずれも消費税・諸経費は別途となります。

詳しい内容やお見積りについては、こちらのフォーム(05.お問合せ)よりお気軽にご連絡ください。

 

6.まとめ

 さて、今回は壁紙×ペイントの組み合わせ事例についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

「壁紙×ペイント」の組み合わせは、単調になりがちな空間をワンランク上に引き上げてくれる方法ですが、実際には色の選択に迷われる方も多いものです。さらに床材や建具といったベースとなる要素とのコーディネートを考えると、より一層複雑に感じられるかもしれません。

Farrow&Ball銀座サロンでは、こうしたお悩みに寄り添うカラーコンサルタンシーサービスもご用意しております。色の専門家が、住まい全体のバランスを踏まえながら最適なご提案をいたします。また、実際の壁紙やペイントの質感もサンプルに触れながらご覧いただけますので、ぜひFarrow&Ball銀座サロンにて、色とデザインの世界をご体感ください。

銀座サロンで触れる、Farrow&Ballの色と質感

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